15.イタリックで表記される部分を表す

<i>~</i>

i要素は、一般的にイタリック体(斜体)で表記される部分であることを表します。
これまでのHTMLでは、単にイタリック体という視覚的な表現を指定する要素でしたが、HTML5で意味が変更されました。
例えば、声や感情を表す部分、学名、特定の専門用語、本文とは異なる言語で表記されている部分、思考、船の名前など、その部分が他の文章とは異なることを示すために使用します。
こうした表現方法は、英語圏などで印刷物の慣例として行われてきたものですが、日本語ではあまり馴染みのない方法かもしれません。
なお、他の言語の部分をi要素で表す場合には、lang属性でその言語を示すようにします。






■サンプル

<!DOCTYPE html>
<html lang=”ja”>
<head>
<meta charset=”UTF-8”>
<title>i SAMPLE</title>
</head>
<body>
<p>この写真の船は<i>にっぽん丸</i>です。</p>
</body>
</html>

■要素解説

カテゴリー:フロー・コンテンツ/フレージング・コンテンツ/パルパブル・コンテンツ
利用できる場所:フレージング・コンテンツが期待される場所
コンテンツモデル:フレージング・コンテンツ

■ブラウザ対応状況

IE10=○、IE9=○、Firefox=○、Chrome=○、Safari=○、Opera=○、iOS6=○、iOS5=○、Android=○