8.MathMLとSVG

MathML(Mathematical Markup Language)は数式を記述するためのマークアップ言語、
SVG(Scalable Vector Graphics)はべクター形式で画像を描画するための言語仕様、またはこの言語で記述された画像フォーマットのことです。
いずれもXMLをベースとした仕様のため、Webページ上に表現するためには基本的にXHTMLで利用する必要がありました。

HTML5では、これらの言語をHTML構文中に直接記述できるようになりました(インラインMathML、インラインSVG)。

■MathMLをインラインで記述した例

<!DOCTYPE html>
<html lang=”ja”>
<head>
<meta charset=”UTF-8″>
<title>インラインMathML</title>
</head>
<body>
<p>MathMLで数式を表現</p>
<math>
 <msqrt>
  <mi>2</mi>
 </msqrt>
 <mo>+</mo>
 <msqrt>
  <mi>3</mi>
 </msqrt>
</math>
</body>
</html>

■SVGをインラインで記述した例

<!DOCTYPE html>
<html lang=”ja”>
<head>
<meta charset=”UTF-8″>
<title>インラインSVG</title>
</head>
<body>
<p>SVGで矩形と円を描画</p>
<svg>
 <rect x=”20″ y=”30″ width=”200″ height=”100″ fill=”#0000ff” />
 <circle cx=”100″ cy=”100″ r=”50″ fill=”#00ff00″ />
</svg>
</body>
</html>